「他人の意見やSNSの情報に流されて、後で後悔してしまう…」
「自分が本当は何をしたいのか、時々分からなくなる…」
もし、あなたがそんな風に感じて疲れてしまっているなら、それは「自分軸」をしっかり育てることで、驚くほど楽になるかもしれませんよ。
「自分軸」とは、自分らしく、穏やかに、そして力強く生きていくための、あなただけの「心のコンパス」なのです。
この記事では、ブレない自分になるための具体的なステップをご紹介しますね。
難しくて特別なことは、何も必要ありません。
ご紹介するのは、誰でも今日から始められる、たった3つのシンプルな習慣です。
1.そもそも「自分軸」って何だっけ?(簡単なおさらい)
まず初めに、「自分軸」とは何かを簡単におさらいしましょう。
それは、「ワガママ」や「自己中心的」になることではありません。
「自分の心の声を大切にし、自分に正直である」ということ。
そして、自分も他人も尊重しながら、人生の選択をしていくためのあなただけの「基準」となるものです。
↓↓↓スピリチュアルの基本や、より詳しい解説については、こちらのまとめ記事をご覧ください。
2.なぜ「自分軸」が大切なの?得られる3つのメリット
自分軸を育てると、人生にどんな良い変化が訪れるのでしょうか。
ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。
メリット1:人間関係のストレスが激減する
自分軸が整うと、「他人にどう思われるか」よりも「自分がどうしたいか」を自然と優先できるようになります。
無理に「いい人」を演じる必要がなくなり、「嫌われるかもしれない」という漠然とした不安から解放される様になれるため人間関係の悩みが驚くほど軽くなります。
メリット2:自分の選択に自信が持てるようになる
ランチのメニューから人生の大きな決断まで、私たちは毎日、無数の選択と決断をしています。
自分軸という「心のコンパス」があれば、「自分の本心は、こちらを指している」と、自信を持って道を選ぶことが出来るようになります。
選択に迷う時間が減り、後悔することも少なくなるはずです。
メリット3:毎日がもっと楽しく、充実する
「〜〜すべき」という常識や、
「〜〜しなければ」という他人の期待に応えようとすると、
心の中に「やらされている感」が生まれます。
それは、「自分の大切な時間を、望まないことで過ごしている」という、なんだか“損している”ような気分に繋がりがちです。
自分軸で生きることは、この感覚から抜け出すことです。
「自分の意志で、自分の未来を作り出している」という実感は、日々の生活に、心からの「充実感」と楽しさをもたらしてくれます。
3.ブレない自分になるための「3つの習慣」
「自分軸」と聞くと、なんだかとても意志が強い、特別な人だけのもののように感じるかもしれません。でも、実際はそうではありません。自分軸は、日々のささやかな習慣を積み重ねることで、誰でも、いつからでも育てていくことができるのです。
ここでは、そのための具体的な3つの習慣をご紹介します。
習慣1:1日5分の「心のジャーナリング」
私たちは、自分が本当は何を感じているのか、意外と気づいていないものです。
この習慣は、自分の本音(内なる声)に気づくための、とても簡単なトレーニングなんです。
【やり方】 一日の終わりに、ノートやスマホのメモに、2つの質問の答えを書くだけです。
- 「今日、心が『温かいな』『嬉しいな』と感じたのは、どんな時だった?」
- 「今日、心が『ザワっとした』『重いな』と感じたのは、どんな時だった?」
ポイントは、深く考えすぎず、正直に書き出すこと。
「こんな小さなことで喜んで…」などとジャッジする必要は一切ありません。
これを続けると、
「自分の心が喜ぶこと・嫌がること」のデータが溜まっていくことによって段々と自分の心の声がクリアに聞こえるようになってきます。
習慣2:「小さなYES」と「小さなNO」を言ってみる
自分軸は、人生の一大決心で出来上がるものではなく、日常の小さな選択の積み重ねで作られます。
これは、自分を大切にするための「筋トレ」のようなものなのです。
【やり方】 一日一回、意識的に「心が喜ぶこと」にYESを、「気が進まないこと」にNOを言ってみましょう。
- 小さなYESの例:
- いつもはコーヒーだけど、今日はハーブティーを飲んでみる。
- 帰り道、5分だけ公園に寄り道してみる。
- 小さなNOの例:
- 疲れている時に、無理にSNSの通知をチェックしない。
- あまり気が乗らない誘いに対して、「少し考えさせて」と一度保留する勇気を持つ。
この小さな自己尊重の練習こそが、「私は、自分の感覚を大切にしていいんだ」という自己信頼に繋がっていきますよ。
習慣3:「もし誰も見ていなかったら?」と問いかける
私たちの選択は、知らず知らずのうちに「他人の目」に影響されています。
下に示した習慣というのは、そのフィルターを外して、自分の純粋な望みを見つけるための最高の質問となるはずです。
【やり方】 何かを選ぶ時に、心の中でこう問いかけてみてください。
「もし、誰からも褒められも、批判もされなかったとしたら、私は本当はどうしたいんだろう?」
(例:着ていく服、休日の過ごし方、仕事の進め方など)
人から意見を求められると、つい「〜〜すべき」という正解を探してしまいがちですが、自分自身への問いかけであれば、気兼ねなく本音と向き合えるはずです。
とはいえ、長年「〜〜すべき」という考えに慣れていると、最初のうちは、自分に対してさえも本音を出すのが難しく感じられるかもしれません。
それは、全くおかしなことではありませんよ。
むしろ、それだけあなたが周りの期待に応えようと、一生懸命生きてきた証拠ですから。
最初はクリアな答えが出なくても、大丈夫。
この問いかけを続けること自体が、固く閉ざされた本音の扉を、優しくノックし続けるようなものです。
続けるうちに、少しずつ、その扉が開く瞬間が必ずやってきます。
4.【要注意】「自分軸」と「ワガママ」「言い訳」の違い
自分軸を大切にしようとすると、多くの人が「これは、ただのワガママや言い訳なのでは?」という疑問の壁にぶつかります。
その違いを明確にしておくことは、あなたの探求が道に迷わないための、とても大切な地図になります。
「自分軸」と「ワガママ」の違い
この二つの違いは、「他者への尊重があるかどうか」です。
- ワガママとは、他者の気持ちや状況を考えず、自分本位な欲求(エゴ)を押し通すことです。
- 自分軸とは、自分も他者も尊重した上で、自分の心に正直な選択をすることです。
例えば、友人からの誘いを断る時のことを考えてみましょう。
相手の気持ちを無視してドタキャンするのは、これは「ワガママ」です。
しかし、
「誘ってくれてありがとう。でも、今日は疲れているから、また万全な時に楽しみたいな」
と、自分にも相手にも誠実に伝えるのは健全な「自分軸」に基づいた行動だといえるのでしょう。
「自分軸」と「言い訳」の違い
では、「自分軸に従う」ことと「苦手なことから逃げるための言い訳」は、どうすれば見分けられるのでしょうか。
正直に言うと、この二つを、いつでも明確に区別できる完璧な方法はありません。
なぜなら、「自分軸」とはハッキリ定義されたものではないからなんです。
私たちの意思は常に感情に大きく影響されます。
時には、自分を守るために無意識に「言い訳」を「自分軸からの選択だ」と思い込もうとすることさえあるでしょう。
「詭弁」という言葉があるように、どんな行動も後から正当化できてしまうのが私たちでもあるのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なのは、白黒つけようと焦るのではなく、一つの心構えを持つことです。
それは、科学者のような気持ちで「今回の選択(実験)は、どんな結果をもたらしたかな?」と、ただ観察し、学ぶ姿勢を持つことなのです。
そして以下の様な質問を自分にしてみてください。
そして、その自分の回答をよく覚えておくことです。
- その選択をした後、長期的に見て、自分の心や体は軽くなりましたか?
- その選択は、あなたを成長させてくれましたか?
- たとえ失敗したとしても、その選択から何かを学べましたか?
「自分軸」とは、一度で見つかる宝物ではありません。
たくさんの選択と、時には「言い訳」を選んでしまったという失敗を繰り返しながらも、その都度「今回の自分はどうだったかな?」と優しく振り返ることによって少しずつ磨かれていくものだと思うのです。
【まとめ】【初心者向け】自分軸の作り方|ブレない自分になるための3つの習慣
ブレない「自分軸」の作り方、いかがでしたでしょうか。
自分軸は、ある日突然、完成するものではありません。
この記事でご紹介した「3つの簡単な習慣」を、あなたのペースで、一つでも試してみてください。
そして、どんな選択をしても、科学者のように「自分を観察し、学ぶ」という視点を忘れないこと。
その、日々の小さな積み重ねがとても重要なのです。
この姿勢で生活していくことによって、あなたの中に誰にも揺るがすことのできない、しなやかで力強い軸が育っていくことでしょう。
まずは今日、一番「面白そう」と感じた習慣を一つだけでも試してみませんか?
その小さな一歩が周りに振り回されない穏やかだけども力強い自分へと導いてくれるようになる事を願っています。
それではこの辺で。
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。